「検便」検査の取り方について

               

当社で提供する「検便」検査は、食中毒菌の保菌者であるかどうかをチェックするための検査です。飲食業界の方が定期的に行う腸内細菌検査として、アルバイトや学生の時に一度は受けたことがあるかもしれません。この記事では、検便の精度や採便方法、よくある疑問についてわかりやすく説明します。

★はじめての方ぜひ見てください!

  • 検便のやり方や取り方、よくある質問を知りたい方
  • こんな場合は大丈夫?聞けない質問をるか不安な方
  • 採便のタイミングや、保存方法について知りたい方

検便のやり方と注意点

検便は自宅で簡単にできます。採取キットに従って便を取るだけです。失敗しやすい点として、便にトイレの水がついてしまったり、自動で水が流れるトイレの場合、便が流れてしまうことがあります。自動水洗機能は一時的にオフにしましょう。

採便方法「検便のとり方」

  1. 採便スティックのキャップを外します。
  2. スティックの先端で便の表面を2~3回つきさします。
  3. 毎回違う場所をつきさして、便全体から採取します。
  4. スティックを容器に戻し、キャップをカチッと音がするまで閉めます。

検便の注意事項

  • 便はなるべく提出日前日か当日に採取しましょう。
  • 採便後の容器は直射日光を避け、熱くならない場所で保管しましょう。
  • 便秘で毎日排便がない場合は、便が出たタイミングで採便しましょう。
  • 採便容器に入っているゼリー状のものは便を保存するために必要な成分ですので、捨てないでください。
               

検便を取るときのよくある質問

               

便をとるのが難しい!

洋式トイレで前の方に座るか、後ろ向きに座り、トイレットペーパーを便器内に敷くと便を取りやすくなります。

もっと簡単な方法は?

               

便が出ているときに多めのトイレットペーパーでお尻を拭き、そのトイレットペーパーに付いた便を採取しても大丈夫です。
ただし、片手に便がついたトイレットペーパーを持つことになるので、採取容器をあらかじめ少し開けておくと便利です!

生理の日でも大丈夫?

便の中にいる食中毒菌を調べる検便では、便に少し血が混ざっていても問題ありません。

下痢やコロコロ便で量が取れないけど大丈夫?

便の中にいる食中毒菌を調べるので、ほんの少しの便で大丈夫です。1gの便に約500億の様々な腸内細菌が含まれているので、少量でもしっかり検査できます。

検便は朝にとるべき?

便を取る時間はいつでも大丈夫です。便が出るタイミングで採便しましょう。

提出する日に取らないとダメですか?

               

採取容器には菌を保護する保存液が入っていますので、提出数日前から取っても大丈夫です。便が出るタイミングでとっておきましょう。

採取容器に入っている青い液は何ですか?

               

菌を保護するキャリブレア培地という保存液です。とった便の中の菌が増えすぎず、弱りすぎず、長期間生存するための成分になっています。容器を開けたときに手についても大丈夫な成分ですが、ついてしまったら手を洗いましょう。

提出まで持ち歩くのが嫌だ。

採取後にキットの袋に入れ、ビニール袋などに入れて持ち歩きましょう。提出時にはビニール袋からキットの袋だけを取り出してください。

便がトイレの水に触れてしまったけど大丈夫?

洗浄機能付きトイレや洗浄剤を使用しているトイレの水が付着すると、病原菌や腸内細菌が死んでしまい、正しい検査ができなくなる可能性があります。共用のトイレでは水の中に他の人の菌が残っているかもしれません。検便のときにはトイレの水に触れないように気をつけましょう。